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 居宅療養管理指導とは、指定基準の基本方針で「通院が困難な利用者に対して、その居宅を訪問して、その心身の状況、置かれている環境等を把握し、それらを踏まえて療養上の管理及び指導を行うことにより、その者の療養生活の質の向上を図るもの」となっており、さらに具体的取扱方針において医師・歯科医師のそれは、「指定居宅療養管理指導の提供に当たっては、訪問診療等により常に利用者の病状及び心身の状況を把握し、計画的かつ継続的な医学的管理又は歯科医学的管理に基づいて、居宅介護支援事業者等に対する居宅サービス計画の作成等に必要な情報提供並びに利用者又はその家族に対し、居宅サービスの利用に関する留意事項、介護方法等についての指導、助言等を行うものとする。」とされている。要約すると、医師は訪問診療を行い、利用者の病状や心身の状況を把握し、ケアプラン作成に必要な情報をケアマネに提供すると同時に、利用者等に在宅介護における指導・助言をしなさい、ということである。
 居宅介護支援事業所のケアマネジャーは、利用者宅を訪問して、利用者・家族と面接し、その心身の状況、置かれている環境等を把握した上で居宅サービス計画原案を作成し、サービス担当者会議を開催して、介護サービスを提供する前述のスタッフ等とよりよいサービスを計画的に継続的に提供できるように検討した上で、ケアプランを完成させる。この課程において、訪問診療等により、利用者の病状のみならず、生活環境や家族との関係等、生活全般に至るまでの主治医からの情報提供は極めて重要である。要介護高齢者は全員と言っていいほど何らかの疾患を持っており、医療機関にかかっている。よって主治医意見書が必要とされている。在宅ケアをマネジメントするにあたり、医師の情報提供があると無いとでは、その内容に大きな差が生じるのは当然である。しかしながら、利用者の主治医にコンタクトを取ろうとしないケアマネが多数いることはれっきとした事実であり、一方、ケアマネからのコンタクトに快く応じない医師も、それ以上にいることもこれまた歴然とした事実である。つまり大多数の利用者が、適切で質の高いケアプランを作ってもらえてないことになる。

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 ケアマネ受験生でも現役のケアマネでも、この医師の居宅療養管理指導を理解できていない方は多い。訪問診療等と居宅療養管理指導は別物と考えているのか、診察や処置等を行った場合、どちらで算定したらいいか?とか、「居宅療養管理指導に行く」という表現とか(他の職種の場合はこれでいいが)。それが誤りであることは上記の説明でご理解いただけるであろう。つまり、ケアマネへ情報提供することが居宅療養管理指導であり、したがって、利用者宅へ訪問する行為そのものを指すものではない。
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 なお、報酬の算定要件は下記の通りである。
居宅療養管理指導費(Ⅰ)
 通院が困難な利用者に対して、指定居宅療養管理指導事業所の医師又は歯科医師が、当該利用者の居宅を訪問して行う計画的かつ継続的な医学的管理又は歯科医学的管理に基づき、指定居宅介護支援事業者その他の事業者に対する居宅サービス計画の策定等に必要な情報提供(利用者の同意を得て行うものに限る。)並びに利用者若しくはその家族等に対する居宅サービスを利用する上での留意点、介護方法等についての指導及び助言を行った場合に、1月に2回を限度として算定する。
 指定居宅介護支援事業者等に対する情報提供を行わなかった場合は、1回につき100単位を所定単位数から減算する。
居宅療養管理指導費 (Ⅱ)
 診療報酬の算定方法(平成18年厚生労働省告示第92号)別表第一医科診療報酬点数表(以下「医科診療報酬点数表」という。)の在宅時医学総合管理料を算定する利用者に対して、医師が、当該利用者の居宅を訪問して行う計画的かつ継続的な医学的管理に基づき、指定居宅介護支援事業者その他の事業者に対する居宅サービス計画の策定等に必要な情報提供(利用者の同意を得て行うものに限る。)を行った場合に、所定単位数を算定する。

 在宅時医学総合管理料とは、「在宅において療養する患者のかかりつけ医機能の確立及び在宅における療養の推進を図るもの」(いわゆる診療報酬の解釈通知から)とあることから、これには「利用者若しくはその家族等に対する居宅サービスを利用する上での留意点、介護方法等についての指導及び助言」に対する対価は含まれているという考えから、居宅療養管理指導費(Ⅱ)の算定要件から削除されたものと考える。
 なお、在宅時医学総合管理料は、月2回以上訪問診療等を行った場合に算定できるので、算定対象の患者(利用者)であっても、月2回以上訪問診療等ができなかった場合はこれを算定できないので、自動的に居宅療養管理指導費も(Ⅰ)を算定することになる。

「その2」につづく
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2006.10.03 Tue l 勉強会 l COM(7) l top ▲

コメント

管理人様
突然失礼いたします。私はケアマネドットコムというサイトを運営しております。株式会社エス・エム・エスの今井と申します。ケアマネドットコムでは現在ブログを書いてくださる方を募集しており、ポイント様にご連絡したしだいです。もし、よろしければこのブログをケアマネドットコムでも掲載させていただけないでしょうか?http://www.care-mane.comもし宜しければ、サイトをご確認ください。よろしくお願い申し上げます。
2006.10.06 Fri l 今井. URL l 編集
今井様 
そちらのサイトでお答えすればいいのでしょうが、どうすればわかりませんので、こちらにお越しいただけるものとしてここで答えさえていただきます。
私のブログをそちらでご紹介いただくことは、なんら問題ありません。このような内容でよろしければ当方は全く依存はありません。ただ、そちらで定期的にブログを書けと言われると、こちらのブログをご覧いただけばおわかりの通り、忙しいのとネタも豊富でないことから滅多に書きませんので無理です。その点ご了承の上ご検討いただけますでしょうか。
2006.10.06 Fri l ポイント. URL l 編集
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2006.10.20 Fri l . l 編集
管理人様
管理人様
有難う御座います。
ケアマネドットコムのお問合せ画面でもメッセージの確認をさせて戴きました。
コメントの受付はNGにしておきましょうか?
とてもお忙しいと思いますので、転載させて頂き、記事を愛読させて頂きます。是非是非宜しくお願い致します。
たまにはケアマネドットコムものぞきにいらしてくださいね!

株式会社エス・エム・エス 今井 敬人
2006.10.27 Fri l 今井. URL l 編集
いえ、私に対するコメントばかりとは限らないでしょうし、また、暇を見つけてのぞきに来ますので、NGにまでしていただかなくて結構です。
2006.10.27 Fri l ポイント. URL l 編集
御返信
ポイント様
有難う御座います。
かしこまりました。
それではポイント様用のIDとパスを発行しますので
私のメールアドレス宛に
ポイント様のメアドを送っていただいても宜しいでしょうか?
2006.10.30 Mon l 今井. URL l 編集
このサイトの掲示板である「みんなの遊び場」での私のレスに、メルアドが入っていますので、そちらにお送り下さい。
2006.10.30 Mon l ポイント. URL l 編集

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