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 24年度改定介護報酬の案が社会保障審議会介護給付費分科会に諮問され、分科会は案の通り答申した。これについてはネット上でいろいろコメントされており、私が意見、解説するまでもないと静観していたが、どうも正しい理解、認識に欠けるコメントがあまりも多すぎるので、ちょっと解説してみる。


 昨今の厳しい財政状況、特に昨年の震災の復興に国の予算が必要とのことで、財務省は診療報酬とともに介護報酬も大幅引き下げを求めていた(介護給付費分科会の大森分科会長でさえ、プラス改定などあり得ないと発言していた)が、年末の財務大臣と厚生労働大臣の折衝により、+1.2%の改定に落ち着いた。

 この+1.2%だが、従来の介護職員待遇改善交付金を介護報酬に組み込み、それが2%相当であるとのこと。

 21年改定からデフレにより物価下落率が0.8%なので、その分を差し引いて1.2%の改定との説明。

 つまり、介護報酬はマイナス改定なのである。

 ただ、物価下落率が0.8%というのが正しい数字であれば、据え置かれたという見方もできる。


 さて、介護職員待遇改善にかかる費用は介護報酬に包含され、加算という形になった。

 介護職員の配置比率がサービス種類によって異なるので、加算の比率が異なる(介護老人福祉施設と介護療養型医療施設とでは、全然違う)のを、是非確認していただきたい。

 だから介護職員待遇改善加算にかかる部分は、全体では2.0%だが、サービス種類によって高い、低いがある。

 同様にそれ以外の部分はマイナス0.8%なのだが、これもサービス種類によって高い、低いがある。

 いずれにしても、本体報酬部分はマイナスで、その分、介護職員待遇改善加算にかかる部分でプラスになり、トータルではプラスになっている(これもサービス種類によって濃淡はある)という考え。

 もし、通所介護や介護老人福祉施設で、介護職員をほとんど置かず、看護職員やリハビリ職員が多数を占めるというところがあれば、むしろ大幅マイナスになる。

 しかし、実際にはそんな高楊枝な事業所はまず存在しないであろう。

 したがって、現時点で「大幅減収だ」「職員にボーナスも出せない」と騒いでる輩は、かなりの勉強不足、理解不足ということを認識すべきである。

 こういった状況を鑑みれば、介護職員がいないとはいえ、本体報酬もマイナスにはならず、きちんとしたケアマネジメントさえすれば、加算が算定しやすくなった居宅介護支援は、かなりの報酬アップになると言える。

 当たり前のように何度も病院に足を運んで退院時カンファレンス等に参加していたケアマネを擁する居宅介護支援事業所は、デフレで物価が下がっている状況で逆に増収が見込め、かなり重点配分されたことになるのである。


 0.8%のマイナスそのものがおかしいとの考えも当然あるだろう。

 私も、元々の介護報酬の水準が低すぎるから、全体的にもっとアップするべきと考える。

 しかし、全体的な底上げをすると、介護保険制度発足当初より、青天井式で要介護認定者、介護給付費額ともに急増している状況で、当然ながらそれに比例して介護保険料も急上昇するわけで…

 それをわかっていて報酬アップを要望するのか?という話になる。

 ケアマネ受験の時に勉強したはずだが、介護保険財政は、保険料と公費(税金)が半々の構成。

 これを公費の比率を高くすれば保険料は低くて済むのだが、国が国民に何兆円も借金しており将来にその負担を先送りしている状況で、それを容認するのか?あるいはその代わりに消費税増税を容認するのか?

 こういったことも踏まえた上で、報酬アップを要望するなら、それ相応のデータを用意した上で、根拠を示して理路整然と必要性を訴えなければならないのである。



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2012.02.01 Wed l 最新情報 l COM(2) TB(0) l top ▲

コメント

賛同できませんね
厚労省のデータを正しいことを前提に読めばあなたの論理は正論でしょう。ポイントさんて役所の人でしたっけ?データなんていかようにも操作できますよ。掃除の平均が15分って、結論を先にもってきて、それに合わせて都合の良いデータを持って来ればいっちょうあがりですね。とにかく官僚のいうことは信用してません。それとあなたの目線は多分に上からですね。議論はかみ合わないでしょうが。
2012.02.18 Sat l 訪問管理者. URL l 編集
ほんとかみあわないですね
というか議論というレベルに到底達していないですね。
なんか批判したいのは伝わってきますが、「とにかく気に入らないものは気に入らないの!」ってごねてる乳幼児みたい(苦笑)
2012.02.18 Sat l ポイント. URL l 編集

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