上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top ▲
 本年10月から食事提供体制加算が廃しされるに際し、通所サービス事業所では食費にかかる費用の徴収額をいくらに設定するか、悩んでられるところが多いようだ。単純に390円を上乗せするか、しかしそうすると高すぎると反発も予想されるし、かといって赤字になっても困る。負担増の説明を受けた利用者の中からは、「昼食を持参する」「出前を頼んだ方が安い」などの声も聞こえだしたようである。
 それならいっそのこと毎日仕出し弁当を取るか?ホカ弁なら暖かいぞ。でも毎日(利用するかどうかは利用者次第だが)ホカ弁もちょっと…。なら出前?しかし、刻み食やミキサー食が必要な方はどうする?高齢者を対象とした配食サービスに頼むか?
 もともと通所サービス事業所は食事のプロではない。1日何十食、何百食も提供するのであれば、それなりの食材料、メニューを取りそろえ、安価で提供することが可能であろう。しかし定員10名や20名の事業所で、他に施設等と併設でなければ、1食あたりの単価はどうしても高くなってしまう。
 いや、ちょっと待てよ。家庭料理はどうだ?うちの家内でも単価200円程度で温かくておいしくて、栄養バランスが整っており、ボリュームもあって、毎日食べても飽きない料理を出すぞ。しかもたった4人分作るだけで。これが10人分になったところで全然大丈夫だぞ。さすがに20人分となれば、家庭の台所では不可能だし、冷蔵庫、ガスレンジ、鍋、フライパンなど大人数用のが必要になってくる。なってくるがそれさえあれば、そしてちょっとしたお手伝いがいれば可能ではないか?事業所に台所があるかどうかにもよるが、事業所内で料理して、それを利用者に見せて、あるいはちょっとお手伝いしていただければ介護予防や自立支援にもつながるのではないか?要は人材と工夫次第ではないか?こういう発想は経営サイドでの男性では出てこないか?(私は主婦でもましてや主夫でもありませんが)
 そういう人材や設備等が無いところで、施設等とも併設しておらず単独で食事を提供しなければならないところはどうすればいいか?それこそ弁当の発想を転換して、地域の通所サービス事業所で共同利用する食事製造所を設置するというのも1つの手だと思う。同じように食事提供に困っている事業者がある程度集まっている地域でないとうまくいかないだろうが。実際は配食サービス業者等に委託する方が簡単であるが、そこには食事業者の利益が入ってくるし、要介護高齢者の食事を手がけたところでないと、細かい配慮に欠ける恐れがある。一方共同利用であれば、それぞれの事業所毎で作るより無駄なコストを省くことができる。特に特別食を必要な方が1~2人程度の事業所が複数あれば助かるだろう。
 ところで利用者は通所サービスでどのような食事を求めているのだろうか?温かくて美味しくて栄養のあるものはもちろんだが、ある程度お金を出してもいいからいいものを食べたい人もいるだろうし、逆に食に執着せず、とにかく安ければいい方、あるいは食事の中身は別として、とにかく大勢で食べたい方、その他千差万別であろう。それら個々のニーズに対応することは不可能であろう。しかし食についてはプロではない通所サービス事業所として、要介護高齢者への食事提供という点で通所サービス事業所だからこその“売り”がいろいろとあるだろう。飲食店で食べるのとは違う、弁当や出前を家で食べるのとは違う、あるいは逆に飲食店等では食べられない心身の状態の方が、少しでもそれに近い形で食べたいというニーズを実現する、などといった売りが。
スポンサーサイト
2005.08.30 Tue l 個人的見解 l COM(3) l top ▲
 以前にこのブログで書きましたが、再度おさらいを。
 平成15年4月の介護報酬改定の際に導入された居宅介護支援事業にかかる運営基準減算により、居宅のケアマネジャーは本来のケアマネジメントとからかけ離れた、無駄な事務作業等に翻弄されることになった。この状況を憂いた全国介護支援専門員連絡協議会は、15年秋に全国のケアマネにアンケートを実施。この結果から、適切なケアマネジメントを実施するためには、①適切なケアマネジメントのプロセスをトレースするためには、標準担当件数を減らす(当時は30人程度と言っていた)。②公正・中立を確保するためにケアマネはサービス事業者独立する。③適切な介護報酬の設定が必要-の3点を求めるべきとの結論に至り、社会保障審議会介護保険部会や、厚生労働委員会のメンバーとの懇談、さらには介護保険法改正案にかかる国会審議における意見陳述の場などで、これら3点を柱とする全国協議会としての提言を提出した。
 これを受けてかどうかは定かではないが厚生労働省は、全国協議会がアンケート結果をまとめた頃からケアマネの標準担当件数の見直しを言い始めた。見直しはいいが、ケアマネが次々とバーンアウトしていく中で、標準担当件数を減らしてケアマネは足りるのか?と心配していた頃、ちょうど被保険者・受給者の拡大策を断念せざるを得ない状況となり、給付費増大を抑制するために新予防給付を創設して軽度要介護者を介護給付から引き離し、同時にケアプラン作成もケアマネから取り上げることで、全国協議会からの要望と給付抑制の両方を実現させることを思いついた。つまり、現在ケアマネ1人の担当利用者数のうち、その3~4割を新予防給付に持って行き、残りの6~7割でも現行の10割と同じくらいの報酬を設定するというもの。

※※※
 ただし、これも全国協議会からの要望にあるのだが、現行の居宅介護支援費の算定要件では例えば施設入所の援助や住宅改修の援助だけでは無報酬となることから、ケアマネジメントのプロセスを評価したきめ細やかな報酬設定を厚生労働省は考えている。つまり現在の850単位が自動的に単位アップするのではなく、すべきことをきちんとすれば然るべき報酬が得られるような設定。何でもそうだが、厚労省は個々の事例を鑑みることなく、全体で見てアップならアップというので、全ての居宅介護支援事業所が安泰なわけでは決してない。
※※※

現行の在宅介護支援センターも老健事業も支え合い事業も、全然介護予防のためになっていない。この辺の無駄を省き、国や市町村の財政を楽にするため(つまり保険料を使って)、これらを統合して地域包括支援センターなるものを作り、ここに要支援・要介護のハイリスク者と軽度要介護者の介護予防プランを担当させることとした。恐らく厚労省は、当初新予防給付対象者には本当に訪問介護を使わせず、集団で筋トレをやらせて要介護状態の最大の原因である転倒を予防し、要介護者の減、ひいては介護給付費の減をねらったのではないか?サービスが集団でのトレーニングだけならそのプラン作成も簡単であり、包括支援センターの3人で十分対応できると考えたのではないか?ところが利用者その他各方面からの猛反発を食らい、おおよそ現行と同じサービスを使えるようにしなければならなくなった。このため、ケアプラン作成も個々にやらなければならなくなり、包括支援センターでは対応しきれないので、居宅介護支援事業所に委託可とすることにした。軽度要介護者なら重度者に比べて利用サービスも少ないし、訪問介護、通所サービス、福祉用具貸与に集中しており、ケアマネジメントも楽だから、委託単価も低くしても受け入れられる、ましてや重介護者への居宅介護支援費だけで十分経営的にはいけるので、受託分は+αだ、もともとその利用者達のプランは自分たちが担当していたのであり、委託という形で1件当たりの単価は安くなっても、全体としての報酬がアップすれば、そんなに文句も言わずに受託するだろう。そして経営に余裕ができてくれば、ケアマネを増やすこともでき、十分対応できるだろう-と考えたのではないか?
 来年1月の諮問及びそれに至るまでの介護給付費分科会での審議状況が非常に楽しみ(であり心配でもある)だが、現在恐らく水面下で各サービス・施設の団体と厚労省との折衝が盛んなのだと思う。そして誤算というか心配なのが、予想外の衆議院解散・総選挙だ。制度改正並びに報酬改定にかかる政省令作成に際し、従来は厚労省官僚だけで行われていたのを衆議院・参議院の厚生労働委員会のメンバーが関与することになったのだが、この選挙でその関与が非常に疎かになっている恐れがある。附帯決議にも政省令作成に当たり、国会での審議を十分に踏まえることとされており、その検証はなされることとは思うが、やはり心配である。ここは全国介護支援専門員連絡協議会を初めとした介護関係の職能団体、施設等の団体が目を光らせる必要がある。
2005.08.29 Mon l 個人的見解 l COM(1) l top ▲
社会保障審議会介護給付費分科会の介護予防ワーキングチームが、7月28日に初会合を開き、来年4月から実施される新予防給付のサービスメニューやその報酬についての検討を始めた。厚生労働省は現行の要支援、要介護1の方の利用サービスのうち、通所サービスが過半数を占めることから、これを新予防給付サービスメニューの中心とすることを提案。報酬面では月単位の定額とし、目標の達成度に応じて評価する成功報酬の導入も検討を求めた。
 これに対して委員は、包括払いや成功報酬導入に賛成意見がある一方で、「今すぐ導入するのは難しい」「医療での在院日数短縮のようなインセンティブが働くのか?」などの慎重論もあり、見解が分かれた。
 また、厚労省は、「新予防給付のケアマネジメントの暫定版アセスメントシート及びケアプランシート」を示した。これを利用してモデル事業を8月に全国の約100市町村で行う。
2005.08.01 Mon l 最新情報 l COM(0) l top ▲
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。